今から100年前の2月26日、稀代の天才芸術家がこの世に生を受けたようです。
「なんだ!これは?」「芸術は爆発だ!」「グラスの底に顔があってもいいじゃないか。」
といった名セリフと奇想天外なパフォーマンスとその作品。岡本太郎という人はまさに
天才。変わったオッサンやな。ゲージュツカとはこんなんか。と生前の立ち居振る舞い
をみて思っていましたが、世間の評価は没後も変わらず、いや、また違った側面からの
オカモト・タロウ評も加わっていると思います。
上の写真は数年前、東京汐留で展示された時の「明日の神話」。今年はあちらこちらで
生誕100年を記念したイベントや展覧会が開催されると思うので、機会があれば
ぜひこの不世出の天才芸術家のエッセンスを回顧してみたいと思います。
ちなみに僕が好きな岡本太郎の痛快エピソードは、日米の混血に苦悩していた
イサム・ノグチに『ボンジュール!』と初対面の挨拶を交わしたという話。日とか米とか
どっちでもええやん。
あなたも地球人、ぼくも地球人。ちっちゃい事は気にするな!といった暖かくも力強い、
応援メッセージがこもっています。フランス人じゃ無いのに仏語だったところがニクイ。
まさしくこころの広~い大乗の“仏(ほとけ)”です。
僕ら凡人からすると岡本太郎は“地球人”ではなく“宇宙人”さながらですが・・・