今年はうさぎ年。写真の愛らしいうさぎの彫刻は英国の環境彫刻家として著名だった
バリー・フラナガンによるもの。写真に写っているのは“バブルの城”ホテル川久の
エントランス両脇にある塔の頂きでピョ~ンと跳ねている二兎のうちの一兎。
二兎を追う者一兎も得ずだから、片方だけ写真に収めたもであります。
バリー・フラナガンのうさぎの屋外彫刻は結構いたる所に存在しているみたいですね。
二本足で立っているようなスタイルから、考える人みたいに腰かけて頬杖ついて
いたり、手足をギューと伸ばした伸びやか~なうさぎさんまでバラエティーに
富んでいます。
そんな愛嬌のある野外彫刻をいっぱい残した芸術家だったのですが2009年に
亡くなったそうです。知りませんでした。バリー・フラナガンは1941年英ウェールズの
プレスタティンに生まれ、バーミンガム美術工芸カレッジを卒業した後、ロンドンの
セント・マーチン美術学校で学び66年卒業後、同校で教鞭をとりました。
82年にはベネツィア・ビエンアーレで英国代表となり一躍有名彫刻家に。
野ウサギのブロンズ像はつとに有名で、ニューヨークのパークアベニューなど
世界各地の野外彫刻として展示されています。
下の写真は大山崎山荘美術館で見つけた“うさぎ”