本野清吾をご存知ですか?“もとのせいご”って読みます。
昭和初期に様式建築から脱却し、機能主義をひたすらに、そしてラディカルに
追求したモダニズム建築の先駆者的建築家。
1927年に京都で結成された「日本インターナショナル建築会」の中心メンバーの
ひとりであり、日本から世界に向けて建築モダニズムを高らかに主張し
宣言したのです。
そんな本野清吾を取り上げた展覧会が今日から京都の京都工芸繊維大学・
美術工芸資料館で始まります。
あまりのアバンギャルドについてこれる人が少なく、その本質を充分理解
されなかった、どちらかといえば不遇の建築家。
当時、彼が追い求めた建築空間、モダニズムの萌芽を垣間見る事が
できそうです。ご興味のある方はぜひどうぞ。
1月18日~3月11日まで
建築家・本野清吾展-モダンデザインの先駆者-by京都工芸繊維大学美術工芸資料館