アイノ・アールト展
アルヴァー・アールトの妻でデザイナーであり建築家であったアイノ・アールトの
展覧会が東京江東区のギャラリーA4で開催がはじまりました。
2016年8月12日(金)~10月31日(月)まで
開館時間10:00~18:00 土日祝は休館
建築家としては夫アルヴァーのサポート役に徹しましたが、イッタラ社ではプロダクト
デザイナーとして数々のガラス器をデザインし、自らがアルヴァーらと共同で設立した
アルテック社ではインテリアデザイナーとして家具、照明器具、テキスタイルなどを
デザインしてきた女性です。
日常の生活こそデザインされなければいけないと考え、実用性と簡素さを重んじた
アイノのデザイン姿勢はその後に続くフィンランドのデザイナーに多くの影響を与えた
と共に、時代を先取りしていたとも言えます。
「暮らしを大切にする。」という視線がアイノの影響で加わり、アルヴァー・アールトの
建築は使いやすく心地よい空間に昇華され、優しく柔かい建築になったとも言われて
います。
彼女の存在がいかに大きかったかが想像できますが、そんなエッセンスをこの展覧会
では知ることができるでしょう。小さな展覧会で展示物も決して多くはありませんが、
無料で愉しめます!(土日祝は休館だからご注意を)
展示は、アルヴァー・アールトの作品集でもあまり取り上げられていない、アールト夫妻
の別荘・VILLA FLORAの紹介やヘルシンキのレストラン・サヴォイのインテリアが原寸
サイズで展示されています。
(このコーナーは椅子に腰かけてもよいし、展示物にも触れられる)