中世ヨーロッパの修道院か教会の礼拝堂のような雰囲気のこの空間はどこ?
これは東京池袋にある立教大学の第一食堂。そうあのミスターG・長嶋茂雄の
母校。かの長島さんも学生時代はここでAランチやらカツカレーやらを食っていた
のでしょうか。
蔦の絡まる赤レンガ造りの校舎群を抜けていくと芝生の中庭があって、
緑青の塔屋のある建物がある。それが、この第一食堂。立教大学の本館、
2号館、3号館、図書館旧館、立教学院諸聖徒礼拝堂と並び東京都の
歴史的建造物に指定されている名建築である。
設計したのはアメリカ・NYのマーフィ&ダナ建築事務所が基本設計を、
実施設計と監理をウィリアム・ウィルソンが行った。施工は清水組(現・清水建設)
大正7年の完成でチューダー様式を基調とした重厚感あふれる赤レンガ造り。
学校の学食が歴史的建造物だなんて粋ですね。こんな建物だったら
高級レストランなんかにも出来る。そんなレストランよくありますよね。
お高い高級レストランはそうそう行けませんが、学食なら安くてボリュームも
満天。この第一食堂もだいたい300円~500円程度。
食堂の入口に掲げられたラテン語は“APPETITVS RATIONI OBEDIANT”
と記されています。これは哲学者キケロの言葉「欲望は理性に従うべし」を
もじって「食欲は理性に従うべし」という意味。洒落っ気も満天。
カキフライ定食がお薦めらしいですよ!一般のひとも入れるのでぜひ。