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2010.05.25

オルセーがやってくる!

5月26日から東京で『オルセー美術館展2010』が幕を開ける。
1900年にパリでの5回目の万国博覧会に合わせてパリ中心部に鉄道で
大量の旅客を運びいれるために誕生したオルセー駅。その後駅舎としての
役割を終え、1986年にその古き良きパリの面影を遺すこの駅舎を美術館と
してコンバートし開館したのがオルセー美術館。知っている人は知っている。
(知らない人は知らないの意)
その歴史的建造物の同館を全面大改装工事を行うというので、工事期間中
名だたる名作を避難させるために実現した空前絶後の美術展になるとのこと。
モネ、ゴッホ、セザンヌ、ボナール、ルソーetc 今回のテーマは“ポスト
印象派”。オルセーに収蔵されるこれだけの美術品が一同にフランスを離れる
ことはもう二度と無いなんて言われています。
そこまで言われると見に行きたいと思います。
日本での巡回は東京のみ。関西にも来ればいいんですがね。

 ボートにて

ちなみに上の絵はオルセー展にはな~んにも関係の無い一枚のスケッチ。
今回のオルセー美術館展2010に出品される「格子柄のブラウス(20歳の
クロード・テラス夫人)」や「白い猫」の作者でナビ派の一員として活動した
ピエール・ボナール(1867-1947)の「ボートにて」という作品が気に入って
写し描きとめたもの。14年前にこの作品は「印象派の巨匠展」で奈良へやって
きました。ボナールの絵は後にも先にもこの時しか見たことが無い。(と思う)
今回のオルセー展に行けば絵は違えど14年ぶりのボナールとの再会。
リスペクトを込めてスケッチブックから引っ張り出してみました。
下手ですね。でも目深に帽子をかぶった婦人(このモデルはボナールの
妻マルトと言われています。)の傍らで丸くなる黒い犬(犬ですよコレ!)
が愛くるしいのです。

国立新美術館ホワイエの吹抜け国立新美術館ファサード

話をオルセー美術館展2010に戻しましょう。今回の会場は故 黒川紀章氏設計に
よる国立新美術館。波のようにうねった外観が特徴です。
ボナールの他にはハンマースホイの静謐な絵にも興味をそそられます。
みなさん、芸術を愉しみましょう!

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