構造計算書偽装事件以来、建築士法や建築基準法は大きく変わり、
責任は重く、罰は厳しく、申請など書類関係は大変煩雑になりました。
その他の時代背景も重なってか建築業界は建築業界は決して明るい
状況ではありません。
改正どころか改悪だ!なんて言われて評判の良くなかった法改正ですが、
この6月1日から建築確認手続き等の運用改善が施行されます。
各地で講習会が実施されています。
要は確認審査の迅速化と申請書類の簡素化。厳しくややこしくしすぎたので
少しゆるめましょうかという事。建築の世界だけでなく教育なんかでも
そうですが、詰込み教育は良くないからゆとり教育へ、学力が落ちたから
慌てて戻したり・・・ と右へ左へと大きくぶれるのが、この国の特徴。
やじろべいの支点のように境界線の中央で絶妙のバランスをとることが
重要なのに。
建築確認に関しては昔も今も変わらない事は、ビシッと設計が出来ていて、
書類が不備なく整理されていると必要以上に時間はかからないということ。
逆に不備が多いとやっぱりいたずらに時間がかかってしまいます。