日本で一番有名な建築家といえば、まぁ間違い無く安藤忠雄さんでしょう。
メディアへの露出もダントツ。
そんな超有名スターアーキテクトの安藤さんが東大大学院の教授を
務められたころの大学院講義録をまとめた書籍が何冊かあります。
この本もそのひとつ。2001年9月1日が初版なので、およそ10年ちかく
前に出版された専門書です。(鮮やかなオレンジのカバーですが、
背の部分がすっかり褪せていまっています。)
「連戦連敗」なんてタイトルはおよそ有名建築家の安藤忠雄さんからは
縁遠いようにも思いますが、ここにはいろいろと“ためになる”ことが
判り易く語られています。安藤忠雄さんはある意味“アンチ”のひとも
多い様ですが(巨人軍といっしょの理屈ですね)、安藤忠雄が好きな人も
嫌いな人も、興味がある人も興味も無い人も、建築をやっている人も
そうで無い人も、いろんな方が読める内容になっていると思います。
(基本的には建築関係者向きですがね・・・何せ建築系大学院の講義
録がもとですから。)
仕事はいつも順調とはいきません。人生いろいろと困難もあるんですが、
“前を向く姿勢”が大切なことが伝わってきます。ご興味がお有りの方は
ぜひ読んでみられては。地域の図書館なんかでも置かれていたりします。