ゴールデンウィークくらいの季節が一番いい。まだ対してムシもいないから網戸も全開
で室内と軒内を一体化して使える数少ない時期。外に緑がたくさんあれば小鳥もやって
くるし柔かい陽差しに通り抜ける風も心地よい。やはり開口部は木製がいいと思う。
それを取り入れるにはコストもかかるし、後のメンテナンスも大変。そのマイナス面を
補って余りあるプラスの作用は必ずあると思って良し。
上の写真は庭とは呼べない庭。実際には宅地では無く果樹畑。
多くの樹木は栗や柿、プラム、桜桃、グミなど・・・
デッキから手を伸ばせば近くにあるサクランボやグミを直接、摘むことだってできる。
これはこれでいいもんだ。塀や目隠しなど設けなくても周囲の家ともお互いの
プライバシーを守る緩衝帯になる緑のスクリーンである。家と庭との関係、隣地や
道との関係はおおらかに開き緩やかに繋ぎたいと思うのです。
ダイニングのテーブルはコルビュジェのLC-6のクリアガラス仕様。見る角度に
よっては外の緑が室内にも写り込み、さらに緑があふれた感じに映るのでこれもこれで
いいと思っています。